多摩川に出かけてきました。

ずいぶんと久しぶりの投稿。

4月に入ってからというもの、会社の予算編成や修正で仕事にしばられっぱなし。
ビルの窓の向こうに見える景色はいっつも晴々としていて、
のどかな気温がすきな自分はたいそうストレスフル。

そして今朝、外を見ると
晴れてる。

外の陽気は今日も心地良い。

よし、心は固まった。
ひとりで多摩川に出かけよう。

誰かを誘おうと携帯のメモリを一瞬ながめたけれど
僕と同じように不定期な休日の同期を誘うのも気が引けた。

電車に揺られて25分。あっという間に多摩川

ふきぬける風がめっちゃ気持ちよくてねー。
あぁ、あるこう、って思った。
陽気に背中を押された感じ。

京王多摩川から和泉多摩川まで何キロあったのか分からないけれど、ひたすら、あるいた。



この木、大きかった。



ここ、浅野いにおソラニン」の舞台なんだよ。
種田と芽衣子が過ごした街。
だから、よけいに楽しかったかな。

        • -

友達が江戸川の近くに住んでる。

彼がうつり住んだ時の台詞

「川の近くに住んでみたいから」

って言っていた、その気持ちがちょっとだけわかる気がした。

なんだろ、人の感情に近いのかな。
ゆれたり、ながれたり、あらぶったり、
そういうの目に見えてわかる気がするんだ。

もちろん、それはふだんの気候にも言えることなんだけどさ。
川、っていうシンボリスティックなものがあることで
人はじぶんのこころを川に投影できるんじゃないか。

あぁ、私の心もこの川と同じように流れればいいのに、とか
あらぶる心を川が象徴しているかのようだわ、と

昔の人がその日の気候を和歌によみこんだ気持ちとおなじなのかな。

ディスプレイばかり見てしょぼしょぼしていた僕の瞳は
見とおしの良い、どこまでも続く空と川をながめてたいそういやされました。

毎週行ってもいい。いいよ。