つかみそこねたもの

Twitterにはあげない。


数年前に出会った時から
ずっと素敵だと思っていたのにもかかわらず
好かれていたのにもかかわらず

ひとこともアプローチができなかったのは
その幸せそうな表情を壊したくないと
どこかで思っていたから。

あと
距離が遠すぎた。

想いと距離に相互関係はない、
なんて詭弁だと思う。

好きになったら、きっと
自分はその人のすべてが欲しくなるし
そうしたら
物理的な距離感はとってもとってもつらくなる。

自分も、相手も。

少なくとも、僕は相手のそばにいられないことが
ひどくもどかしく感じる気質なのわかってる。

わりと多趣味ゆえに
それなりの場所で
それなりの人と出会い
仲良くさせてもらうんだけど

そうした人(距離の遠い方)に恋心を持つことを
ひたすら避け続けているのは
ひとえに僕の自信のなさ。

案外、肉食系なのです。
『ロールキャベツ系男子』という
わけのわからないカテゴリに
分類されてしまうのです。


相手が結ばれてからこういうこと書くの
ずるいよね、知ってる。


言えるわけ、ないじゃん。
しあわせそうなあなたが好きだから。
笑って丸かかえしてくれることが
どれほど怖いことか。


そんなことを受け入れて
こわされるのはもう勘弁。